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木簡が語る日本の古代(東野治之) [本の紹介★★★★★]

 ブログ開始から最初の記事は、一番最近読んだ本を紹介しよう。
 他の版型でも出ているようだが、私が買ったのは新書。東京に用事で言った際に、神保町の古書店街にて購入。そして、その後の東京出張の間に読みました。
 古代に使われた木簡について、いくつかテーマにわけた内容だが、最初の一章が圧巻。出土した木簡くずにある正体不明の文字群が、中国の古典籍に拠っていることをつきとめ、いくつもの木簡くずが一枚の木簡から削りとったものであることを突き止めるにいたる過程は、科学(人文科学)の醍醐味を感じさせてくれた。それ以外も、木管に残る記録をもとに古代の生活を髣髴とさせる探求がなされている。
 星の数は4か5か悩んだが、当ブログで最初の紹介というご祝儀も少し込みで、星5つ。ぜひお勧めしたい。
木簡が語る日本の古代 (岩波新書 黄版 231)

木簡が語る日本の古代 (岩波新書 黄版 231)

  • 作者: 東野 治之
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1983/01
  • メディア: 新書



木簡が語る日本の古代 (同時代ライブラリー (319))


木簡が語る古代史〈下〉国家の支配としくみ


木簡が語る古代史〈上〉都の変遷と暮らし


万葉百話 木簡は語る




タグ:日本史
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