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象形文字入門(加藤一朗) [本の紹介★★★★]

謹賀新年。今年こそは当ブログにお越しいただける皆様および私にとって、良い年になりますように。
さて、今年の一発目、正月休みの間に読んだ一冊です。

象形文字入門 (中公新書 5)

象形文字入門 (中公新書 5)

  • 作者: 加藤 一朗
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1962/11
  • メディア: 新書


 絵から象形文字への流れ、具体的にはヒエログラフの誕生、そしてヒエログラフを遠い先祖とするアルファベットの発明へという流れを説く。半分以上がヒエログラフと、それによって記されている古代エジプトの物語や世界観の話と思って良いでしょう。
 文字の誕生や進化を焦点とするか、あるいはエジプトの史実や伝説を焦点とするか、ぶれがあるために中途半端な感じがします。ただ、それぞれの話は面白く、一気に読ませる魅力があります。
 ヒエログラフ―アルファベットのながれの他に、序論としてはインディアンの絵、最後の付け足しのように漢字の話もあります。後者は浅く物足りなく感じる人が多いでしょうが、前者に関しては初めて読む話であり、興味深いものでした。
 私は古本で買いました。新品は品切れのようですが、中古はアマゾンでもたくさん出品されているようです。



タグ:世界史 文化
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